森林保全講演会

11月23日(木)岡崎市図書館交流プラザ リブラホールにて
   森林保全講演会
 「岡崎市の森林、その環境と活動」
  &間伐材利用コンクール展
  主 催 : 岡崎市
開催趣旨
 岡崎市は現在市域の約6割である23000haを森林が占めています。
その森林では、戦後の高度成長期に植栽された杉や桧の人工林が大半を占めています。
木材価格等の低迷等の理由により放置され、手入れが十分でない森林が増加しているとも言われています。
 こうした森林は「健康」ではなくなり、身近な水道水をはじめとして市民生活に及ぼす影響もあると言われています。
 一方、岡崎市の額田地域では、かつて林業が盛んでありました。しかし昨今の低迷した状況の中、林業活動を継続している人々や団体が存在しておりますが、その存在はあまり知られていません。
 なぜ、森林を間伐して整備する必要があるのか、放置され「健康」ではなくなると環境はどうなってしまうのか。
 そして普段の生活では知らない林業の実態はどんなものなのかこの機会に市内の森林の現状を環境と活動の面から知っていただきたいため開催されました。
 今回の講演会では2月に開催された「全国林業グループコンクール」で林野庁長官賞を受賞した講演が行われました。

◎ 間伐材利用コンクール展  
 額田中学校では古くから森林環境学習が行われており、毎年 間伐体験や間伐材利用の 
 コンクール展が行われてきました。
間伐体験では額田林業クラブ員が全面指導し、額田地区の森林内で間伐を体験します。
コンクール展は生徒から100件以上の作品図面が応募されその中から選ばれた10作品

岡崎市建具共同組合員の協力により制作された作品の一部



    
        講演会の参加者が投票シールを張り優秀作品を選考します。



講演①
演題 : 素人たちが変える水源の森と暮らし~森の健康診断から
 講師 : 丹羽 健司氏
2000年の東海豪雨から森の健康診断誕生までの秘話・健康診断10年の歩みから見えてきた事、活動に参加したすべての人たちの思いやエピソードも紹介されました。
    現在では日本全国40都道府県以上の地域で森の健康診断が実施されています。
        岡崎市では2008年・2013年の2回実施されたが、2018年6月2日実施が決定。

講演②
演題 : 山と地域をつなげる額田林業クラブの取り組み
 講師 : 唐澤 晋平氏
    唐澤氏は額田郡幸田町の出身で宮城県のくりこま高原自然学校での
        活動から千万町へ移住するまでの紹介があり、現在は額田林業クラブ
        の一員・額田木の駅Pの事務局長として多忙な日々を送っています。
        森林環境保全、環境教育の推進、山間地域の活性化などなど情熱的
    思いが語られました。
                          かんばん職人さん