間伐面積の測量法方

間伐する植林地の面積を測量するのに、巻き尺(50m)を使用して来ました。
山の傾斜角は森の健康診断の手法を使って実施。

巻き尺による測量は3角形を必要数作りながら測量します。
地形や樹木の影響から垂線を求めるのは困難ケースが多く、後から計算で求めています。(2次元CADソフトも有効)
傾斜角度(三角関数表を利用)をかけて平面積を出しています。

巻き尺による測量で、巻き尺1個で50m超えた時、誤差を生む可能性があるので2個つないで測っています。予備も含め3個使用。

地形の起伏が少ない或いは平面形状が4角形に近いと比較的楽にできます。

ボランティア活動の間伐ですので、1haを超す面積の山を間伐することは殆どありません。
一目で見渡せる広さが多いですね。
巻き尺を伸ばしたまま、地図と照らし合わせる事で地形が理解しやすいです。

巻き尺の限界はが有り傾斜角度が35度を超えると上り下りが体力的にキツくなります。
過去に実施していますので、考えるだけでも「ぞっとします」
シダや笹・灌木が繁茂していると見通しを良くするため、除伐し道を作りながらですので難しさが増します。
マダニも待機していますから予防も大切です。

今回、巻き尺ではムリな山に当たりました。
そこで今回は、光学機器の力を借りて測量を実施。
得たデーターをPCソフトに入力して3次元データーに変換、面積を求めます。

使用機器 トゥルーパルス200 (携帯型レーザー測量機)
      有限会社 山口商店 豊橋市
初めて使いましたが、5~6回操作するとなれてきます。
水守森支援隊の会員の皆さんにも測量体験をして貰う機会をつくりますのでお楽しみに!!          
                             もりのどらちゃん