自伐支援講座は基礎講座を受講された山主の方を対象としています。
基礎講座を受けても実際に自分の山に入って間伐をするにあたり「どうすれば良いか迷い、間伐が進まない」という意見があり行うものです。
基礎講座で入った山は樹高16~18m程のヒノキで、会場全体が見通せて講座の安全を確保できる環境でした。
しかし、支援に入った山では間伐の時期を逸し伸びすぎたスギ・ヒノキは
●樹高が21~22m
●胸高直径は20㎝位でものモヤシのような樹形
●Sr11の超過密です。
●立ち枯れの木もあり触れると折れそうで気が抜けません。
50㎝を超えるスギ・ヒノキも同じ林内にあり、複層林を狙ったのかと思われる形が見られます。
そうであるとすれば、大径木の樹間が近すぎて後からの植栽木は枯れた本数が多く、更にこれから伸びる予定の木も上層の枝・葉で生長に影響が出ています。後から植林した分の半分以上は伐ることになるでしょう。
また、下層植生が乏しく土砂の流失が懸念されます。
今は風倒木の危険が有り3割レベルで終わり。2~3年の間隔で1~2割の間伐が続けば良いのですが。
選木中、どれを伐るか迷いますね?! |
目標方向に確実に倒すため正確な受け口の作成中です |
もりのどらちゃん